自分たちの技術が
安全・安心を支える
自負と責任
鉄道技術員
(稲荷町テクニカルセンター電気グループ)
富田 航平さん
20代/入社3年目
PERSON
自分たちの技術が
安全・安心を支える
自負と責任
鉄道技術員
(稲荷町テクニカルセンター電気グループ)
富田 航平さん
20代/入社3年目
一つの不備も許されない
緊張感で当たる業務
県外の大学の工学部機械工学科を卒業して入社しました。就職にあたっては、漠然とフツーではできないことをやってみたいなと思って企業をいろいろ見たりしましたが、例えば製造業だとボタンを押して機械を動かし、製品を作っていく。同じことの繰り返し。そんなイメージが多かった中、地鉄にはどんな仕事があるのかわからなかった。調べていくうち、いろんな仕事があることがわかってきたんです。ここならフツーじゃない、何か面白いことができそうだなと興味がわいて志望しました。
現在所属する電気グループの鉄道技術員は、鉄道線や軌道施設の検査や補修を行います。踏切点検、軌道の各所にある制御箱や電源箱に異常がないか、信号機が正常に作動しているか、また線路の切替ポイントや電車線の確認など業務は多岐にわたります。そのひとつ一つが、安全な運行を支えている。どれ一つにも不備がってはならないので、常に緊張感を持って業務に当たっています。
地鉄マンの系譜が
技術者を育てる
仕事では覚えることがたくさんありますが、「わからないことをそのままにしない」をいつも心がけています。わからないままにしておくことがトラブルの原因になる。自分自身の危険はもちろんですが、乗客の安全に直結します。その時々に上司や先輩にアドバイスをもらいながら作業する毎日です。先輩方もそれをよくわかっていて、気軽に相談に乗ってくれますね。これは当社の良さかもしれませんが、たまにOBの方が詰所に来ることがあり、即席の勉強会というか、作業のやり方や技術的な助言をくれるんです。知識と経験が豊富な大先輩の話はとても貴重で、ずいぶん仕事にも生かされました。
ひとつのミスが命に関わる仕事です。安全・安心に対してより強い責任感を持たなければなりません。逆に、その責任を全うすることが大きなやりがいだと私は感じています。自分たちの技術で安全を支えている。何事もなく走る電車を眺めていると、他の人では味わえない充実感がありますね。